ごきげん女の処方せん

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【理想の家ができるまで】外壁と屋根へのこだわり。メンテナンスコスト・ランニングコストを抑える《その1》

投稿日:2020-06-12 更新日:

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のちのち掛かるメンテナンスコストを見越して設計したい

ごきげんいかが?NAOです。

【理想の家ができるまで】6回目は、外壁と屋根のこだわりについて。

長年住むうちに、のちのちメンテナンスコスト・ランニングコストがかさむ部分。わが家の場合それは、外壁、屋根、庭の3つと洗い出しました。そして設計の打ち合わせの一番初めに、建築家にかなり強くこだわりを伝えました。

その結果、狙い通り次のことが叶いました。

外壁はこの先ずっとメンテナンス要らず

屋根のメンテナンスは約30年後

庭の手入れはズボラにときどき

少しの手入れで家の外観の美しさが保てる

今回は、外壁と屋根へのこだわりについて、具体的に選んだ素材について書いていきます。

◆ Contents ◆

半永久的にメンテナンス不要の「総レンガ」外壁

塗装の外壁はやめる

実家も一戸建てなのですが、以前から口をすっぱくして母に言われていたことがありました。

家を建てるなら、塗装の外壁はできればやめておきなさい

そもそも、実家が塗装の外壁なのですが、約10年に1度の塗り替えが必要です。災害に見舞われたとか特別な事情がなくても、このスパンです。そのたびに、塗り替え費用としてウン十万円のお金が飛んでいきます

外壁は、家の外観そのものです。面積が広く、選択によってはメンテナンスコスト・ランニングコストがとても高くかさむ部分です。だから母は、「できればやめておけ」と言ったのでした。

この話が念頭にあったので、家づくりにあたり「塗装の外壁はやめる」という選択肢は、わが家にとってごく自然なことでした。

初期費用はかかっても「総レンガ」にこだわったワケ

塗装の外壁はやめる。じゃあ、どんな外壁にするか?

その答えも、建築家に家づくりの相談をする前から決まっていました。「総レンガの外壁」です。

ものをきちんと選べば、半永久的にメンテンナンス不要

汚れや傷といった経年変化も味になる

いろいろと調べた結果、こういうことが分かったからです。

でも建築家には、初めのうち私たちの意図がきちんと伝わっていないようでした。

総レンガの家というのは、メンテナンスコスト・ランニングコストが抑えられます。壮麗で見栄えもいい。だたその分、初期費用がかさみます。

そのため、「総レンガにしてしまうと予算をオーバーしてしまう」という理由で、建築家からは「レンガを部分的に使う」という案をすすめられました。

でも、私たちが「総レンガの外壁」にこだわる理由は、「メンテナンス不要」「経年変化も味になる」という2点。今回の家づくりで、もっとも優先順位が高い部分です。「装飾としてのレンガ使い」はわが家では求めていないので、部分的なレンガ使いではまったく意味がありません。

「総レンガの外壁」は一歩も譲らず、その他の部分を妥協することで、結果として全体コストの帳尻合わせをしました。

本物の焼きレンガ&工法で「スマート・ブリック」をチョイス

*2021年3月5日追記

ちなみに、↓下の画はわが家の外壁工事の途中段階のもの。写真を整理していたら見つけたので、載せておきます。

わが家は、本物の焼きレンガの質感と、スマートな安心工法から「スマート・ブリック」を選びました。

スマート・ブリックは、写真の通り、専用金属レールにはめこんで施工する「乾式工法」です。この工法だと地震にも強く、落下や剥離がまずないのだそう。たしかに、レンガ建物の外壁の修繕風景をたまに見かけますが、そうした修繕が必要なら、コスト面から総レンガの家を建てる意味がなくなります…(汗)。

乾式工法は、今では一般的になりつつあるようですが、スマート・ブリックが特徴的なのは、この工法で使う「レンガ留付け金具」だそう。一般的に使われる「亜鉛めっき鋼板」やガルバニウム鋼板」よりも、さらに性能が高い「高耐久メッキ鋼板」を使用しているのだとか。この特徴的な金具とレンガが、強い日差しや風雨から建物を半永久的に守る要になっているみたい。

家が建ってから4年ちょっと経ちますが、もちろん特に不具合等はなく、見た目もいい感じです。この先も永らく頼みます、スマート・ブリック!

軽くて耐用年数が長い「ガルバリウム鋼板」屋根

屋根まですべてレンガにしたい。

メンテナンスの面から、当初はそう思っていました。けれども、そうすると日よけや雨よけができる庇(ひさし)が作れません。

「メンテナンス不要」は大事だけれど、それ以上に「居心地のいい家」じゃないと意味がない。

そこで建築家と相談し、ガルバリウム鋼板の屋根を葺いてもらうことにしました。

耐久性が高い

耐熱性が高い

耐震性が高い

ガルバリウム鋼板の屋根は、軽量なのにこうしたメリットがあります。

ただし、まったく錆びないということではなく、メンテナンス自体は必要です。

でも、耐用年数が長いので20年は持つとか。もちろん、外部環境や塗装の耐久性にも依るようですが、わが家の場合は「20年~30年は大丈夫でしょう」と言われました

わが家は「横葺き」ですが、こだわった総レンガの外壁のスタイリッシュな印象も壊さないし、いい選択をしたなと満足しています。

庭については、また次回に。それでは、ごきげんよろしく!

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