ごきげん女の処方せん

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【アトピー肌の私も安心】皮膚科医に指摘されてドキッ。ごきげん肌に導く環境とは?

投稿日:2020-05-08 更新日:

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その敏感肌、もしかすると環境に原因があるかも?

ごきげんいかが?NAOです。

今年のGWは外出自粛で旅に出るわけにもいず、息抜きのつもりで、もっぱら家中の掃除をしています。

そんなとき、ふと思い出しのが、10年以上も前に診てくださった皮膚科医の先生の言葉でした。

次回の診察のとき、部屋の様子を360°写真に撮って持ってきてください」。

ん?部屋の写真?どうして?なんだか、すごく面倒くさいんですけれど…。とっさにそう思いました。

当時、顔のお肌のコンディションはよかったのです。でも、なぜか体は違いました。

背中や腕、脚など、季節の変わり目なんかに突発的に発症する、アトピーのようなアレルギー性皮膚炎に、年に1、2度苦しんでいました。

そのときも背中のかゆみがたまらず、掻いてしまうせいで炎症や赤みが悪化、肌のコンディションは最悪でした。。いいかげん根本的に治したい、といろいろ探して飛び込んだのが、都内でも有名な名医のクリニックでした。

当時ですら先生はかなりお年を召した「おじいちゃん先生」でしたが、指摘されることが思い当たることばかりで驚き、素直に言うとおりにしようという気になったのを覚えています。

◆ Contents ◆

住環境にあるアレルゲンを取り除く

「次回の診察のとき、部屋の様子を360°写真に撮って持ってきてください」といわれた初診のとき、血液検査もしました。

2回目の診察では、その結果も踏まえて診てもらったのですが、わりといろいろなものに対してアレルギーの陽性反応が出ていることを、そのとき初めて知りました。

私が反応していたアレルゲンは、以下の通り。

・ホコリ

・スギ、ヒノキ花粉

・ダニ

・カビ

・ハウスダスト

一方で、食物アレルギーは陰性反応。「使っている化粧品が悪いのかも?食事に問題があるのかも?」と思い込んでいた私にとって、その検査結果は少々驚きでした。

血液検査の結果を踏まえて、おじいちゃん先生は、私が撮影した部屋の写真を見ながらいいました。「あなたの体が反応するアレルゲンが、あなたの部屋にはたくさんありそうですね」。

・ラグマットやカーペット

・玄関マット

・カーテン

・ぬいぐるみ

・観葉植物

・布団や毛布などの寝具

写真の中の一つひとつを丁寧に指さしながら、おじいちゃん先生は指摘していきます。

カーペットはね、ホコリやハウスダスト、ダニの温床ですよ。できれば置かないほうがいいね。

玄関マットは、小まめに洗うこと。

カーテンは、ホコリや花粉、カビで案外汚れているから、半年に1回くらいは洗った方がいいね。

ぬいぐるみや寝具は、よく天日干しして。できれば丸洗いできるものが理想ですね。

観葉植物にも、けっこうダニがいるんですよ。小まめに掃除機をかけたり拭いたり、床も清潔にね。

水回りのカビ対策もね、小まめにお掃除するしかないの

穏やかな口調ながら、おじいちゃん先生はキッパリそう断じて、私の住環境を改めるよう言いました。「部屋の写真を持ってきて」の意図って、そういうことだったんだ!と腑に落ちた瞬間でした。

スキンケアや食べ物についてアドバイスくださることはこれまでもあったけれど、住環境に対して提言くださった皮膚科の先生はそれが初めて。なんというか、一種のカルチャーショックでした。

でも、これが私の意識改革になったのは間違いありません。自分が反応するアレルゲンに敏感になれたおかげで、小まめな掃除が習慣づいたので。

インテリアも、掃除しやすいか、洗濯しやすいかというポイントを常に意識して、ものを選ぶようになりました。おかげで、デザイン性と掃除のしやすさの両立が、わが家のインテリアの第一優先事項。「好きな環境がいつでもキレイ」という状態を保ちやすくなりました。

寝室の布団の下やクローゼットには、つねに「ダニ取りシート」を置いて定期的に交換しています。布団乾燥機や布団クリーナーも小まめに使うようになったので、「ごきげんな肌」はおろか「快適な睡眠」にも一役買っています。

こうしたささいなことが習慣になってからは、アレルギー性皮膚炎が体に現れる頻度は、明らかに少なくなっていきました。

意識の変化をもたらして、行動の変化を導いてくれた名医のおじいちゃん先生。今でも感謝しています。

掃除する環境も大切

アレルゲンを取り除く掃除は大切ですが、掃除する環境というか、準備もすごく大切です。

とくに、お肌が敏感に傾いているときの体は、普段以上にアレルゲンに反応しがち。ホコリやハウスダストをちょっと吸い込んだだけで、くしゃみが止まらなくなったり、かゆみが強くなったり。。でも、ちょっとした心掛けで、うっかり症状を悪化させてしまう事態は回避できます。

・換気しながら掃除する

・ホコリっぽい場所を掃除するときは、マスクやバンダナで鼻・口を覆ってする

・水仕事のときは、綿かシルクの手袋をして、その上にゴム手袋をつける

・掃除のあとは手洗い・うがい・手の保湿をする

私の場合はこんなかんじ。主に、掃除のときにうっかり取り込んでしまうアレルゲンを減らす対策をしています。

ストレスをマネジメントする

あと個人的に、ストレスは「見えないアレルゲン」だと思っています。

7年ほど前、とつぜん体中にじんましんが出ました(顔にはなぜか出なかった)。体のアレルギー性皮膚炎も、その後しばらく何年も落ち着いていただけにショック!このときの原因は、ずばり仕事のストレスでした。

ヒスタミン薬の「アレロック」や「オロパタジン」を処方してもらって落ち着くものの、ちょっと油断して飲まない日が続くとまたぶり返す。通院・投薬で、完治するのにかれこれ2年ほどかかりました。。

このとき実感したのは、ストレスの怖さです。住環境やインナーケア以上に、気をつけなきゃいけないなと感じました。

あまりに過剰なストレスは、逃げるが勝ち。突発性のじんましんを患ったときは、「慢性的なストレスが原因」と医師にも診断され、転職することで症状が改善しました。でも、多かれ少なかれ、ストレスって日常的にあるものです。折り合いを付けて、うまく付き合っていくしかありませんよね。

だから、ストレスマネジメントを身につけることは、心身の健康はもちろん、ごきげんな肌を守るためにも欠かせないスキルです。

どういうことにストレスを感じて、どういうことでストレスを発散できるのか。どうしたらストレスとうまく付き合えるのか、ストレスを溜めずにすむのか。実体験として、ストレスマネジメントがちゃんとできてるな~と実感できているときは、心もお肌の状態も、もれなく安定しています。

ちなみに、最近読んで面白かったのが、15万部以上売れている『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本』。

端的にいえば、「繊細でストレスを感じやすい人が、繊細な感性を大切にしたまま、ラクに生きる方法」が書かれています。ただ、「繊細さん」といってもいろいろあります。

・「冗談交じりのささいな一言なのに、受け流せずにグサッときてしまう」

・「職場で機嫌が悪い人がいると、気になって仕事が手につかなくなる」

・「家の外の自動販売機の音が気になる」

・「相手の気持ちを考えすぎて、自分の意見が言えない」

・「定時で帰れる簡単な仕事でさえぐったり疲れてしまう」

などなど。

私の場合は、疲れやすく、ストレスが体調に出やすい「繊細さん」。ストレスマネジメントを考える上で、なかなか参考になる内容でした。

いずれにしても、もし敏感肌で悩んでいるなら、化粧品や食べ物のほかに、住環境や自分を取り巻く環境を、いま一度見直してみるのも意味があるかも。

それでは、ごきげんよろしく!

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